梅雨も終盤となった週末、スッキリしない気象予報でしたが、バリエーション塾第4弾として「北穂高岳東稜」へ行ってきました。
早朝の上高地は予報どおりの雨模様。翌日の天気もどうなるか分からなかったため、とりあえず涸沢まで入り、様子をみることに。

初日は、一日中やむことのない雨の登山道を黙々と歩み涸沢小屋へ。
夜半には、激しい雷雨にまで見舞われましたが、なんと! 夜が明けてみれば、雲はきれ、太陽が顔をのぞかせているではありませんか。
この奇跡的な晴れ間を逃すわけにはいきません。気持ちを引き締めて東稜へと出発しました。
午後には再び崩れるかもしれないとの予報も、幸いなことに外れ、次々と現れる絶景には思わず歓声も。そして、雨に濡れていた岩稜も、すっかり乾いて、とても快適な登攀をすることができました。

陽光に輝く残雪、青空にそびえ立つ岩峰、切り立った岩壁に咲く花々を、心置きなく愛でながら、私たちパーティの独占状態で北穂高岳の頂を踏むことのできた、とても素晴らしい山行になりました。
エンレイソウ オオバキスミレ サンカヨウ
シナノキンバイ キヌガサソウ イワカガミ